Vol.6 愛莉が聞いたラブホ最新事情(中編)
Hello! アイリです♡
今日は、とある“ハプバー”で、
たまたま知り合って意気投合した
「ラブホエキスパート」
…と名乗る、キレイな年上のおねえさん
「K美」さんと
ゆっくりお話しできる機会があったので、
「最新のラブホ事情」
…について、いろいろと質問攻めしちゃいました!
ではでは…さっそくスタート♡
──ラブホって…やっぱ、全体的に
利用者が減ってきているんですか?
K美:コロナ禍から…正確にはリーマンショック以降、ラブホテルを利用する人は確実に減っています。
今は、家で(セックスを)するか、なんらかの事情でそれができない人は、コンビニやファストフード店で食事やお酒を買い込んで、ビジネスホテルの宿泊プランなどを利用するケースが多いですね。そっちのほうが全然安くすみますから(笑)。
つまり、女子を「ラブホテルに誘う」ことが、一昔前の「高級シティホテルに誘う」という、ちょっとしたセレブな行為に、もはやなりつつあるわけです。
──今どきの若い子たちはネットカフェとかで
最後までイタしちゃうそうですしね?
アタシはさすがに貧乏くさいからイヤだけど…w
K美:一言で言うと、二極化が進んでいるのかな?
営業努力によって、内装やサービスが既成のラブホの概念を覆(くつがえ)してしまうくらい充実しているホテルと、そうでないホテルとの差がかなり激しくなってきています。そして、後者の「そうじゃないラブホ」は大半がデリヘル専用になっています。
──でも、前者みたいに「キレイなラブホ」は、
値段もお高かったりするんじゃないですか?
アタシ、ラブホ代…自分で払ったことないんで、
そこらへんの価格事情はよくわからないんですよ〜w
K美:それが、そんなこともないんです。
たしかに、一泊5万円以上もするVIPルームも一部では人気だったりしますけど、スタンダードルームは今だと、どこも一泊1万3000円あたりかな?
むしろ “全盛期” より2000~3000円ほど安くなって
いるのではないでしょうか。
──それは男子からすればありがたいですねw?
ちなみに、あまりラブホ馴れしていないカップルが、
いいラブホとダメなラブホを
簡単に見極める方法はありますか?
K美:これは「極論の見分け方」の一つなんです
けど、「空室・満室」の看板がないホテルは
狙い目だと思います。
──え!? そんな法則…聞いたことないです!
K美:一般的に「ラブホテル」と呼ばれるホテルを営業するには、風営法ライン──もしくは旅館業法ラインの、どちらかから認可が下りなきゃダメなんです。
そして風営法ラインからの場合は、「新築や増築ができない」という致命的な欠点があるんです。
だから今は、旅館業法ラインから認可を取って営業をするラブホテルが多くなってきている。そのほうが内装などにも自由なアイデアが盛り込めますから。
ただ、先ほど言った「空室・満室」や「休憩」の看板が出せないだとか…厳密には室内に大人のオモチャや
コスプレ衣装が置けないとか…建物内に飲食店や公共トイレを設置しなければいけないとか、ほかにもついたてがあって対面しなくて済む受付は不可とか…。いろんな制限もあるんですよ。
そもそも、この手のホテルは、「ラブホテル」と公言すること自体が本来はアウトなんです。
──なるほど! そういう縛りが、
結果として逆に「ラブホテル」特有の
淫猥なイメージを払拭しているという
見方もできるわけですね?
K美:おっしゃるとおりです。現に、最近は異業種からの
ラブホ業界への参入も増えていて…。そういうホテルは、従来の
ラブホテルとは、もう別物と言っていい。
たとえば、お洒落カラオケボックスの大手チェーン系グループがが経営する、新宿にあるバリ風の某ホテル──ここには、エステサロンが併設されていたり、本格的なレストランやビリヤード台や…バリからの直輸入雑貨屋があったり…と、女子の
好きなアイテムが盛りだくさんで、平日の昼間でも
フロントが部屋待ちのカップルで溢れかえっています。
──すごく勉強になります♡ じゃあ、
男子が女子をそういう素敵なラブホに
連れ込む必殺技を教えてあげてください!
K美:なるほど! わかりました!!
(※後編に続く)